2014年3月31日月曜日

【学生スタッフ体験談】たまたまがきっかけに〜生田目彩花

生田目 彩花 (なまちゃん、おなま)

フェリス女学院大学 文学部コミュニケーション学科

学生スタッフ(2011年度〜)

「たまたまがきっかけに」

2年生の春、大学でNPOインターンシップ参加者募集のポスターを見かけました。何かしたいという強い想いがあったわけでもなく、ふらっと立ち寄り、やってみたいと思ったことが最初の一歩でした。説明会の後、学生がインターン先を選ぶ、NPOインターンシップのお見合い会に参加しました。そのときに様々なNPOの方のプレゼンテーションを見て、圧倒されたことを覚えています。活動はもちろんのこと、今まで出会ったことのないような強い想いを持って取り組むNPOの方の魅力に触れ、その人たちの側で、何か学びたい!一緒に活動をしてみたい!と思いました。


「アクションポートとの出会い」

インターン先に選んだのは別のNPOでしたが、アクションポートの学生スタッフとしても活動を始めました。初めて事務局長の高城さんとボランティアについての話をしたときに、活動に対する姿勢や考え方に衝撃を受けました。そこから始まり、アクションポートでは大学の中だけでは出会えない人たちと出会い、毎日が驚きや発見ばかりで、どんどん活動にはまっていきました。

「市民活動のきっかけを取材」

私が学生スタッフとして初めて行った仕事は、横浜で活躍している12人の市民活動のきっかけを取材し、記事にまとめるというもの。年齢も様々、活動の分野も多岐にわたるものでしたが、そこで気付いたことがありました。人との出会いが活動のきっかけとなったり、授業が活動のきっかけとなったり、私のようにふらっと立ち寄った説明会がきっかけになる人もいる。活動の入口はいろいろあるということを知りました。多くの人に活動に参加してもらうためにはそのような一歩を作ることが大切だと感じ、私はまだ活動していない人たちのきっかけ作りにも携わりたいと思いました。


「人を連れて来たい場所」

市民活動のきっかけづくりをしたいという想いや、地域に学生を増やしたいという想いもありましたが、それよりも先に「毎日がとにかく楽しくて仕方がない!」という想いから、どんどん人をアクションポートに連れてきていました。サンタプロジェクトでは、学生チームのリーダーを任され、大学の友人をはじめ、自動車の免許合宿で知り合った人、就職活動の説明会で隣の席に座っていた人など、とにかく学生と知りあうたびにサンタプロジェクトを紹介していたような気がします。今まで、やることが最初から決まっているボランティアなど、お手伝いのボランティアしか知らなかった私にとって、自分が主役になって活動を作ることができることは魅力でした。自分がふと思ったことを実現していく、想いを形にするとは何なのかなんとなくわかってきました。


「スタッフとして活動すること」

スタッフとして活動することでまた違った視点から活動が見られたように思います。例えば、サンタプロジェクトも当日参加するととても華やかなイベントですが、その裏には多くの苦労やいろんな人たちの想いがあります。それはお金の面であったり、いろんな組織が1つのものを作っていく大変さであったり。でも、そういう話し合いはなくてはならないもので、イベント当日だけでなく、作っていく過程そのものも大切な活動なのだとわかりました。学生という立場で、裏方を見せてもらったことはすごく自分の価値観を広げることにつながりました。


「NPOに関わって変化したこと」

私は茨城の出身なので、アクションポートに関わる前に「横浜」は自分の地域ではなく、よその地域でした。それが、NPOを通じて横浜で活動に出会い、活動する人に出会うことで、横浜を自分の地域と感じ、誇りに思うようになりました。
私自身のことで変化したこととしては、アクションポートに関わり、「性格が変わったね。」と周りの人から言われるようになったこと。参加する前は、人を陰からサポートすることが一番私らしいと思っていました。でも、もっと他にもできることがあり、見ていない違う世界がある、と気付かされる機会となったのが、アクションポートでの活動でした。
さまざまな年齢や立場の人との出会いや、人との関係性を築いていくことのおもしろみ。また、いろんな挑戦をすることのおもしろみ。何かを試してみることもできます。アクションポートではいろんな人が見守ってくださっているからこそ挑戦してみることもできます。助成金の申請のプレゼンに連れて行ってもらったこと、大学で、インターンシップの体験談を話したり、大学の授業で話をさせていただいたこと。出来ないと思っていたことをやってみることができる環境があり、「あ、意外とできた!」の積み重ねが、今につながっています。
4月からは、不動産に就職し、営業の仕事をします。それはアクションポートに関わっていなかったら、「できるかな?」とも思わなかったこと。そんな、気付きを得られる、自分を変化させられる場がここでした。

◆アクションポートで印象的だった瞬間BEST3

1 大雨の中での横浜サンタプロジェクト(2012年12月)
2 新潟でのスタッフ研修(2012年2月)
3 大量の封筒を抱えて、桜木町から横浜の郵便局まで運んだこと(2011年10月)



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