2016年3月29日火曜日

【NPOインターンシップ体験談2015】一緒に悩める仲間ができた〜柳田周子さん

名前:柳田周子
インターン先:NPO法人地球市民ACTかながわ/TPAK
大学:産業能率大学
参加年度:2015年度

自分の人生をもっと豊かなものにしたい

インターンシップを始めたきっかけを教えてください。

私は学生時代、積極的に社会貢献や学外の活動をしたことがなく、行動力を伴わない自分に自信が持てずにいました。就職活動で悩み始めたときゼミの先生の紹介を受けて、自分の興味のある分野に挑戦できるという点に惹かれ、インターンシップへの参加を決めました。たくさんのカテゴリの中で国際協力団体に決めた事にも理由があります。国際協力に最初に興味を持ったのは小学校で年に数回行われるユニセフ募金の時でした。全校集会で貧しい子どもたちの状況を初めて知り、募金に参加しました。高学年になるとボランティア委員に入り、今度はユニセフ募金を呼びかける側になりました。集会ではみんながどうしたら興味を持ってくれるか、募金をしてくれるか、小学生なりに一生懸命考えて全校生徒の前でスピーチをしました。その経験から、大学生になった今、あの頃はできなかったことができるのではないか、子どもたちのために、自分の力でできる事があるのではないかと思い、国際協力団体に申し込みをしました。そして長期的に問題意識や責任感を持ちながら、インターンシップで学んだ知識やスキルを実生活に活かす能力を習得し、経験豊富な経営者や様々な人と出会うことで、これからの自分の人生をもっと豊かなものにしていきたいと思いました。


自分の言葉で人に影響を与えることができた

インターンをしてきて一番うれしかったこと、インターンの魅力ややりがいを感じたことは何ですか。

横浜国際フォーラムで50分間の講座の時間を頂き、「私にもできること~国際協力へのはじめの一歩~」というタイトルで、私たち大学生のインターンシップという観点から見た国際協力をお話しし、少しでも身近に感じてもらって、来てくれた方が国際協力へ一歩踏み出す手助けをできるような内容のお話をさせて頂きました。この横浜国際フォーラムで講演を聞いてくださった方が3名も、TPAKの新規ボランティア会員として参加してくれるとの連絡をくださいました。この講演が、国際協力についてのイメージを変え、人が一歩踏み出すきっかけになったことがとてもうれしかったです。人に影響を与えられる人に少し、近づけたのではないかなと思います。


インターンで「国際協力の意味」を学んだ

自分がインターンを経験して、変化したことはありますか。

国際協力のイメージが変わりました。私はインターンを始める前、国際協力に対して間違った認識をしていました。現地で学校を建てる。井戸を作る。現地でしかできないこと、そして、途上国や貧しい地域に対して何かを与えるものだと思っていました。しかしそれは大きな間違いでした。思いやる気持ちを持って常に行動すること。これこそが、インターンで学んだ国際協力です。国際協力の「上から下への支援」というイメージではなく、国境をまたがないとできないという難しいイメージでもなく、同じ地球市民として、隣にいる人を、家族や友だちと同じように思いやる。そんな、国際協力が理想だと思っています。そして、目標だった行動力がついて自分に自信が持てるようになりました。様々なインターンワークを通して、任せて頂いた仕事をきちんとこなしたり、イベントでは企画書から作成して本番も大成功で終えることができ、最後までやり遂げることをたくさん経験でき、自信につながったのだと思います。

一緒に悩める仲間ができる!

このインターンシップの魅力は何だと思いますか

様々なNPOについて知ることができるところ!仲間ができるところ!いろんな人に出会えるところ!
まずお見合い会や報告会などで様々なNPOについて知ることができます。そして、長期インターン生という仲間ができ、所属や仕事内容こそ違うものの、同じ長期インターン生として悩みを共有しあったり、時にはアドバイスをしたり、してもらったり。切磋琢磨して頑張っている仲間を見て感化されたりもします。その仲間つながりで他の団体にお邪魔してみたり。そのおかげで様々な立場の人とたくさん出会うことができました。私はアクションポートのインターンシップに参加したおかげでたくさんのことを学びました。

モチベーションを上げるために目標設定が必須!

インターンを始める学生へのメッセージをお願いします。

短期と長期なら絶対長期!半年間を通して、人との関係性を築けるし、自分の成長も身をもって実感することができると思います。そして、目標を持つことがとても大事です。何の目標もなくなあなあと半年間を過ごしていると、モチベーションも上がらないし、半年たって自分が成長したかどうかもわかりません。目標をもって、目標を達成するためのしっかりとした計画を立てることが重要です!その目標が自分のモチベーション向上につながれば尚いいと思います。

【NPOインターンシップ体験談2015】インターンも他も全部楽しむ1年間〜池田桃花さん


名前:池田桃花
インターン先:NPO法人アクションポート横浜
大学:明治大学
参加年度:2015年度

インターンを始めたきっかけを教えてください。

高校生の時に、ボランティアやNPOのことを身近に感じ、それを自分以外の人にも知ってほしいと思ったから。短期の10日間では、その目的を達成できないと考えたので半年のインターンを選びました。


成果は人とのつながり

インターンをしてきて一番うれしかったこと、インターンの魅力ややりがいを感じたことは何ですか?

Facebookやブログでの活動報告の際、少しネガティブな気持ちを文章にした時に、応援メッセージを下さる方々がたくさんいることが、自分の活動の成果だと感じています。私のブログを見て、spice+を知ってくださったり、アクションポートに興味を持ってくださったりしたことを聞く時にやりがいを感じました。

横浜にあふれるいろんな「想い」を大切にしたい 

今後、どのようなことを頑張っていきたいと考えていますか。

できれば、インターン先のアクションポートに残って、学生スタッフをして活動したいと考えています。特に、横浜の企業やNPOの活動に対する想いを聞いて発信をしたり、来年度のNPOインターン生が活動しやすいと思えるようにサポートしたいです。せっかくアクションポートの周りの方々とつながりを持てたのでこれからも繋がっていたいと思っています。


インターンをすることで他の活動も頑張れる!

インターンを始める学生へのメッセージをお願いします。

半年間で、横浜には面白い人がたくさんいる事を知りました。その方々と関わるうちに、応援してくれるようになって、インターンが辛くて行きたくないなって思った時にも、応援してくれる人たちにがっかりされたくなくて、いい意味で横浜から抜けられなくなっていました!笑
すべて完璧にはいかなかったけど、大学、ダブルスクール、バイト3つ、サークル、友達とも遊んで、インターン、人に助けてもらえば全部楽しめるんだ!とわかりました。
インターンをするからこれは我慢…と考えずに、インターンも他も全部楽しんでやるぞ!と思えば学生生活が今よりも充実する事間違いなしです!

2016年3月27日日曜日

【NPOインターンシップ体験談2015】社会に出ることが楽しみになった〜鈴木裕美さん


名前:鈴木裕美
インターン先:横浜中華街パーキング協同組合
大学:神奈川大学
参加年度:2015年度

インターンのきっかけは?なぜ半年間の企業インターンを選んだのですか。
大学で学んでいることをアウトプットできる機会を探していた時に、アクションポートさんに声をかけて頂いたのがきっかけです。それから私は横浜市出身で、横浜有数の観光地である横浜中華街の玄関口として機能している中華街パーキングで、何か横浜に貢献できればいいなというのもありました。
半年という期間は、会社の中の時の流れを知るには1週間や1か月といった短期のインターンでは限界があると思ったので選びました。半年だったので、自分のペースで仕事を進めたり、勉強出来たりしたので良かったと感じています。

実際に体験したことから生まれた仕事

インターンの内容について聞かせてください

所属は営業部営業課でした。
仕事の内容は様々で、駐車場ならではのバスの予約業務や、車の精算機の売り上げを回収したり駐車券やサービス券を整理したりしました。
また、社員さんの打ち合わせに同席したり、会議の資料を作成したり、営業に同行することもありました。
特に力を入れた活動は、英語表記の精算案内の作成とスマートフォン用サイトの作成です。英語表記の精算案内は、実際に海外のお客様の対応が上手にできなくて、英語で説明する際に何かわかりやすくできるものがあればいいと思い作成しました。実際に体験したことから生まれた仕事で、最初から最後まで携わることが出来ました。
スマートフォン用サイトの作成は、ホームページのアクセス数アップという課題を与えられ、スマートフォンで中華街パーキングのサイトを見た際に見づらいと感じた事、よく料金やアクセスなどホームページを見ればわかる情報を電話で聞かれることを考慮し、見やすいスマートフォン用のサイトを作成しました。

苦手なことにも向き合い、進まない時も逃げない

インターンをしてきて一番うれしかったこと、インターンの魅力ややりがいを感じたことは何ですか?

英語表記の精算案内とスマートフォン用サイトが完成したときがうれしかったです。英語表記の精算案内は英語とイラストで作成をしたのですが、絵も英語も苦手な分野で作成にかなりの時間がかかってしまいました。それでも、一緒にやってくださった社員さんのフォローや委託した大川印刷の社員さんの力で徐々に形にすることが出来ました。苦手なことにも向き合い、進まない時も逃げないのが仕事だと感じました。一人ではここまで出来なかったし、たくさんの人に助けてもらったのがやりがいに繋がりました
スマートフォン用のサイトは、最初に私が思っている「こういうサイトにしたい!」という意見を、社員さんと委託したRCIフロントネットの担当の方に伝えました。それをサンプルにしてもらって修正するという流れを繰り返して出来ました。公開された日にホームページを見たときはすごく感動しました。会社のホームページを大学生が変えてしまうなんてなかなかできないことですが、それを任せてくれるのがインターンの魅力だと思います。

思っていることを言葉で伝えられるようになった

自分がインターンを経験して、変化したことはありますか?

自分で一番変化したと感じるのは積極性です。私は、あまり自分の意見や考えを言葉に出して伝えるのが得意ではなくて、話し合いの場でも発言することはそんなにありませんでした。ですが、スマートフォン用のサイトを作成する際に、メインで進めていくのは私だと自覚し、「いいものを作りたい」という思いもあって打ち合わせでは、積極的に意見を言ったり質問したりすることが出来るようになりました。また、会議が終わった後に会議室を片づけたり、報告書を上げたりと「誰かやってくれるかなと思っていたこと」行動に移すこともできました。思っていることを言葉で伝えられるようになったことは、自分の中では大きな変化で、これができるようになってからは課題に取り組むのが楽しくなりました。


インターンを始める学生へのメッセージをお願いします。

インターンシップを始めるきっかけとか目的とかは様々だと思います。なんとなくでもいいと思っています。会社の組織の一員になれること、働いている大人を間近で見られること、社会人としてのマナーを身に着けられることなど得られることはたくさんです。私の場合は、大好きな人達(社員さんや関わっていただいた方々)、社会に出ることが楽しみになる気持ち、働いたからこそ分かった周りの人への感謝、達成感や自分のやりたいことなど得られたものは想像以上でした。1つのことからこんなに多くのことを学べるんだなって思いました。
学生だし、スキルもないし「私なんかがインターンしていいのかな」なんて最初は思っていましたが、最初は何もできないのが当たり前で、それを大人はちゃんとわかっていてしっかり受け止めてくれます。将来に迷っていたり自信がなかったりしたら、一歩踏み出す最高のきっかけがインターンシップだと思います。

【NPOインターンシップ体験談2015】何もわからないところから、一から学んだ〜岡野航太さん


名前:岡野航太
インターン先:NPO法人ARCSHIP
大学:関東学院大学
参加年度:2015年度

活動のきっかけは?

インターンシップを始めたキッカケは何か新しいことをしたかったからです。
その中でも、今のインターン先を選んだ理由はイベントを多く行っており楽しそうだなと単純に思ったからです。最初は短期のつもりでしたが、夏休みに車の合宿免許に行くことになっており、短期のインターンだとあまり関わることができず、申し訳ない無いと思ったので長期にしました。

辛さを味わった分、達成感も大きかった

インターンをしてきて一番うれしかったこと、インターンの魅力ややりがいを感じたことは何ですか?

皆で一つのことに向かっていたものを終わった時の達成感が一番インターンをしていて嬉しかったです。
インターン活動をしていた時はひとりでやっていたというのもあり、結構辛い部分もありましたが、その分達成感も大きく得られました。
学校外だけではなく外部の方(社会人、学生含めて)と関われるというのは、このインターンプログラムの魅力の一つだと思います。
インターンを通してパソコンを使用する機会が多かった為、その分パソコンスキルを鍛えられやりがいを感じた部分でもありました。

自分から積極的に関わる

自分がインターンを経験して、変化したことはありますか?

以前までは例えば少しくらいの遅刻なら連絡しなくても大丈夫だろうという考え方がありましが、インターンをしていて「報・連・相」と言うのは非常に大切で必要なものであるのであるのだと理解することができました。自分のこれぐらいなら良いかという安易な考え方が社会的に見たときにどのくらい周囲の人に迷惑をかけるのかというのを身にしみて感じる機会があった。
そのほかには周囲の人達との関わりかたを積極的になった。インターン先で知り合った人など。
最初は浅はかな関係であっても自分の方から積極的に関わるようになった気がします。それは恐らく自分の中にこの人から何かしらのことを得たいという感情があるからだと思います。

何もわからなくても大丈夫、大切なことは目標

インターンを始める学生へのメッセージをお願いします。

一番は自分のやってみたい事が決まってからそのインターンと関わりを持つのがベストだと思いますが、そうではなくても最初は軽いちょっとした好奇心や勇気を持って飛び込んでみてもいいのかなと個人的にインターンをしていて感じました。なにも分からない状況から一から学んでいくというスタイルもそれはそれで、自分の中に何かしらの目標があれば、得られるものはあるのではないかと思っているからです。

2016年3月19日土曜日

NPO・企業インターンシップ報告会を開催しました!


39日にNPO・企業インターンシップ報告会を開催しました。


毎年、長期でNPOインターンシップに参加してくれた学生の報告会を年度末に開催するのですが、企業インターンシップとの合同での実施は初の試み。

企業のインターン生7人、NPOのインターン生4人が自分たちの活動を思い思いに発表してくれました。
この報告会のテーマが「学生の成長をみんなで喜ぶ、分かち合う」ということだったのですが、関係者の方々だけでなく、一般の企業の方、短期インターンシップの受入団体の方、短期インターン生。その他にも多様な方々がインターン生の門出を祝うために駆けつけてくださいました。
本当にありがとうございました。



第一部は企業インターンシップの報告会。


トップバッターは中華街パーキング、鈴木さん、佐藤さん。
山下部長のコメントに涙ぐむ二人が印象的でした。




石井造園、有見さん。
石井社長がニコニコ聞いていました!



続いて野毛印刷、野口さん、山田さん。
前日に社内で社員さんと練習してきたみたいです!

ハイタッチも良かったですね笑




休憩をはさんで、後半、第二部はNPOインターンシップ報告会に移ります。


トップバッターは教育支援協会、阿部さん。
 2 年前の国際フォーラムで、団体の方と出会い、インターンシップを始めた阿部さん。
団体の方、インターンの仲間に慕われているのが報告会中にとても伝わってきました。



地球市民ACTかながわ、柳田さん。
会場には大学の先生も駆けつけてくれ、思いのこもったプレゼンでジーンとしました。




アークシップ、岡野さん。
1人でイベント企画を引っ張りました。お疲れ様でした。


アクションポート横浜、池田さん。

いけももも半年間本当に頑張りました。お疲れ様でした。うるっときた!



最後に時間の都合で、企業インターンシップに戻り、グリーン購入ネットワーク、酒井さん、吉埜さん。

2人はカーボンオフセットの補助金営業という難しいテーマで半年間活動しました。
会場には昨年のインターンの先輩も来てくれてエールをくれました。


また、このNPOインターンシップと同じく、トヨタ財団様からの助成事業でNPOインターンシップを行っている藤沢市市民活動推進協議会さんからも活動報告をしていただきました。




こうして行われた3時間は温かい空気に包まれた大変素晴らしい時間でした。
インターン生、そして会場にお越しいただいた皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

最後に集合写真!


みんな、お疲れ様でした。
来年度もよろしくお願いします!