今年度の長期インターンの参加者は12名。8月よりおよそ6か月の間、それぞれ受け入れ先のNPOで活動しました。決して楽な半年間ではなかったと思いますが、それも長期インターンだからこそできる経験をそれぞれが積み重ねてきた様子。
報告会では、まず団体での活動の様子と個々の経験談のプレゼンテーションがあり、それに対して受け入れたNPOのスタッフの方よりコメントが贈られました。
プレゼンテーションでは、人前での発表で緊張しているようでしたが、その中でもそれぞれの発表から活動して初めて気付いたことの驚きや、苦労を乗り越えた後の達成感など、みんなの想いがじわじわと伝わってきました。
実際の社会に触れることで「人とのつながりがとても広がり、関係を構築する大切さを知った」、「考えるよりもまずは行動することが重要だった」など、インターンシップだからこそ気付いた点も、より実践的な内容でした。
様々な成果が語られた中で、「実は周りに相談できない悩みがあった」「責任が重くてつらかった」など、活動を継続する上で決して楽ではなかった本音の感想も出てきて、とても印象的でした。
その後の大学の先生からの振り返りでもありましたが、そういった体験こそが社会に出て組織の一員になる際に通過する経験であり、長期間のインターンシップだったからこそ感じることのできた一番の成果なのかもしれません。
また、長期間NPO団体と関わっていると、組織や社会人の余裕のなさも垣間見たかと思います。そうした背伸びをしない、リアルな社会を見て経験したことが、インターン生にとって今後の糧となる財産になることを願っています。
発表を終えた後は、修了証の授与。本当にお疲れ様でした!
学生を受け入れたNPOのコーディネーターの方からは、「これからは先輩になって、後輩に伝えていくことでやっと自分の成長になる」というコメントもありました。「未完で終わっている製作物を完成までやり遂げたい」という声もありました。
プログラムは一先ずここで終わりですが、この半年間の経験を活かしていくのはこれから。ものすごく濃密な体験だったと思うので、少しゆっくり時間をかけて頭の整理ができたら、ここで得られたことを様々な場所で活かして、また団体にも今度は先輩となって、ぜひ遊びに来てください!
(事務局:北川)
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