2018年3月31日土曜日

【学生スタッフ体験談】誰かの想いを支えながら自分の想いも乗せて叶えていくことが楽しい 〜山岡 博樹

山岡 博樹(明治学院大学)

2014年ー2018年

みなさま、こんにちは!
アクションポート横浜で学生スタッフをさせていただきました山岡です。
この春ついに大学を卒業し、社会人になります。「まだ学生だったのか!?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)感謝の気持ちを込めてこれまでの活動の振り返りを書かせていただきます。


アクションポートに関わったきっかけ

アクションポートとの出会いは戸塚のNPOで学生スタッフをしていた大学1年生の5月でした。
明治学院大学でのボランティア団体の説明会のときでした。所属していたNPOの先輩が団体の紹介をするので応援に行ったときに同じ教室で話をしていたのが高城さんでした。そのときは「多くの学生が関わってイベントを作り上げていておもしろそうな団体」という印象を持ちました。
そのあとも高城さんや昨年度卒業生のももすけ(高須賀さん)に会う機会は何度かあったのですが、初めて活動に参加したのはその年の10月にふらっとステーションとつかで行われた「ふらっとクッキング」という一人暮らしの大学生を対象に地域の方が料理を教えてあげるイベントでした。
このときは先輩に誘われて事前の打合せから参加されていただき、地域や若者の想いをかたちにしていく過程を見て、自分も関わりたいと思い、徐々に活動に参加するようになりました。


スタッフとしての活動

大学2年生になるときに前年度の学生スタッフがひとり辞めることになった際に後任に声をかけてもらったので、前述していたこともあり引き受けさせていただくことにしました。
学生スタッフはぼくの他にも2人いて、その2人は前年度の学生スタッフとインターン生だったので最初は仕事をその2人に任せ、ぼくは2人のフォローにまわることが多かったです。しかし、半年が経とうとした頃にひとりが辞め、もうひとりも辞め、学生スタッフがぼくひとりと長期のインターン生がひとりという状況になってしまいました。
2か月後には学生スタッフ3人の体制に戻ったのですが、最初はどうすればいいかもわからない状況でした。今になって考えるとこの期間があったから大学生活の最後までアクションポートに関わり続けたのかな、とも思います。今まではどこか他の2人に任せてしまっていた部分がありましたが、アクションポートでの多くのことを自分事として捉えられるようになり、それまでの自分視点で動いていたのが、インターン生、参加してくれる学生、活動の価値や地域の課題という視点で見て動けるようになったのはこの時期でした。
一番悩み苦しい時期でしたが、多くの方と関わりを持てたときでもありました。活動を作る人たちの想いや課題感に触れる機会が多くあり、作る人たちの過程での大変さ、やりがいやおもしろさを垣間見ることができました。翌年以降に自分の持つ課題感から作る側の活動にも挑戦できたのはこの経験からでした。

最後に

アクションポートを通してこの4年間で多くのことを学ばせていただきました。
その中での一番の気付きは、「ぼくは自分の想いを全面に押し出すよりも、誰かの想いを支えながら自分の想いも乗せて叶えていくことの方が楽しいし向いている」ということです。
想いを持ったインターン生たち、NPOや企業のみなさんと活動したからこその気付きだとおもいます。
4月から働く会社も創業代表の想いがぼくの想いの延長線上にあったことが最大の決断理由でした。
これからは社会人としてアクションポートの想いを支えていけるように活動していきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします!

アクションポートで印象的だった瞬間BEST3


初めての長期インターン生の報告会(2016年3月)
→自分自身も試行錯誤の半年でしたが、最後にみんなの充実した半年だったことがうかがえる発表と表情を見ることができて感動しました。


ライフキャリアサミットで登壇(2016年2月)
→自分のありたい姿、これからの生き方を考える機会になりました。


高遠合宿(2015年9月)
→事務局メンバーで夜遅くまで想いやアクションポートのことを話した貴重な時間でした。

2018年3月29日木曜日

【NPOインターンシップ体験談2017】「関わってみたい」という気持ちこそが大切〜國井 美歩さん



名前:國井 美歩
インターン先:障害者自立生活センターIL・NEXT
大学:明治学院大学
参加年度:2017年度

「障害者にとっての自立」とはどのようなものか

Q.なぜNPOインターンを選んだのですか?

A.大学の授業で障害者福祉学を学んでいた際に「障害者の自立」という言葉が印象に残っていました。
「障害者にとっての自立」とはどのようなものなのか、座学ではなく自主的に行動できるインターンシップを通じて学んでいきたいと考えたためです。

IL・NEXTでインターンシップをしていなければ、参加する機会はなかなかなかった

Q.インターンの活動の中でも、やりがいのあった活動は何ですか?

A. 津久井やまゆり園事件の第一回フォーラムへの参加です。
IL・NEXTさんでインターンシップをしていなければ、参加する機会はなかなかなかったように感じます。
IL・NEXTさん以外の障害に関わるNPO団体も参加しており、貴重なお話を聞くことができました。


「関わってみたい」という気持ちこそが大切

Q.インターンを通して変化したことはありますか?

A.インターンを始める前よりも積極的になれました。
障害をテーマにしたディスカッション、IL・NEXTの利用者さんや職員さんと会話をしていく中で自分の考えや意見を積極的に伝えられるようになりました。
インターンを始める前は障害者と関わることに不安を抱いていたけれど、「関わってみたい」という気持ちこそが大切であることに気づき、関わりの中から学んだことは多くありました。
今後は日々の生活や自分が社会人になって障害者と接する機会があった時にこの経験を生かしていきたいと思います。

【NPOインターンシップ体験談2017】イベントは気づきと気遣いがあって成り立つもの〜荒木 優里奈さん


名前:荒木 優里奈
インターン先:NPO法人ARCSHIP
大学:東洋英和女学院大学
参加年度:2017年度

このまま専門分野のことだけを知った状態で社会人になって良いのか?

Q.なぜNPOインターンを選んだのですか?

A.私は大学で専門分野を学んでおり、他学科の授業などを受ける機会が非常に少なく、このまま専門分野のことだけを知った状態で社会人になって良いのかと考える様になり、インターンをしてみようと思い始めました。 部活の先輩にこの NPO 法人のインターンを紹介していただき、長期のインターンを選んだのは、インターンの活動内容をより深く知ることができるとアドバイスをしていただいたことがきっかけになりました。

子どもたちが音楽を楽しんでいる様子を見て努力が報われた

Q.インターンの活動の中でも、やりがいのあった活動は何ですか?

A.インターン生企画で行った横浜市内の幼稚園や保育園を訪問し、音楽でつながる楽しさを共有する活動が印象に残っています。これは「ホッチポッチミュージックフェスティバル」のテーマだった「つながるを深める、つながりを表現する」から生まれた「つながリズム」で音楽の楽しさを伝えることができるのではないかと考え、企画したものでした。幼稚園や保育園のアポ取りにはじまり、子ども用の楽器の準備などに奔走する日々で大変でしたが、子どもたちが音楽を楽しんでいる様子を見て努力が報われた思いでした。

イベントは気づきと気遣いがあって成り立つもの

Q.インターンを通して変化したことはありますか?

A.イベントの現場体験で会場設営の知識を学べたことや、人に何かを伝える文章の書き方やお客さんへの気遣いなど、イベントを実際に体験することで知ることが多くありました。また、アークシップでは幅広い年代のスタッフが関わっており、「ホッチポッチミュージックフェスティバル」に向けたミーティングなどで色々な視点や観点からの意見を聞くことができました。大学生活の中でなかなか話すことが少ない年代の方々と話すのは新鮮で勉強になりました。また、団体自体が大学生に寛容的で、ミーティング時の意見を自分たちにはない新 しい視点だと受け入れてくださったことがとても印象的で嬉しく思いました。 今回アークシップでのインターンを経験し、イベントは気づきと気遣いがあって成り立つものだと知りました。 このような経験から、自分自身も「相手のことを考える」ことを忘れずに行動していきたいと思います。

2018年3月28日水曜日

【NPOインターンシップ体験談2017】過程を一番に重視して行動していきたい〜前原 正弥さん


名前:前原 正弥
インターン先:NPO法人ARCSHIP
大学:神奈川大学
参加年度:2017年度


学生生活の中で何かやらなきゃと思っていた

Q.なぜNPOインターンを選んだのですか?

A.私がNPOのインターンを選んだきっかけは、授業の一環で同じ神大生がNPOインターンシップのプレゼンをしているのを聞いて、単純に面白そうだなと思ったからです。当時の自分は学生生活の中で何かやらなきゃと思っていて、丁度いい機会だしこのインターンシップに挑戦してみようと飛び込みました。半年を選んだのは、短期よりも長期のほうが得られるものも多く達成感があると思ったからです。

生きるとは何か、考えさせられた

Q.インターンの活動の中でも、やりがいのあった活動は何ですか?

A.出演者訪問です。総勢54組出場される出演者さんにお話を聞きに行ったのが貴重な機会でした。特に自分の中で強く印象に残っているのが、和太鼓「あらじん」さんという和太鼓を叩く団体に行ったときのことです。メンバーは小学生から大人まで幅広い年齢層ですが、彼らは全員、障がいを患っています。自閉症やダウン症などハンディを持った方々ですが、彼たちのパフォーマンスを見た時にそんなハンディを感じさせないような圧巻なパフォーマンスでした。あらじんさんに生きるとは何か、考えさせられたようでした。


過程を一番に重視して行動していきたい

Q.インターンを通して変化したことはありますか?

A.このインターンで得られたものは数えきれないほどありますが、一番強く感じられたのは「過程の大切さ」だと思っています。ホッチポッチという一つのゴールに、計りきれないほどの強い思いがその過程にありました。通りすがりの人にとってはただのイベントだと感じますが、メンバーにとっては命懸けで成功させようと奮闘しています。たった一日で終わってしまうイベントに約一年前から企画、構成してきたメンバーたちの姿を見て、過程の大切さを何より強く感じることができました。こんなに物事に本気になれる大人を見て、素直にかっこいいと思いました。私はこの経験を活かして、これから始まる就職活動も仕事に就いてからも、ある目標を決めたらその過程を一番に重視して行動していきたいと思います。

【NPOインターンシップ体験談2017】自信を持って次の挑戦へ〜北坂 音於さん



名前:北坂 音於
インターン先:NPO法人ARCSHIP
大学:明治学院大学
参加年度:2017年度

団体で活動したい!と思えた

Q.なぜNPOインターンを選んだのですか?

A. NPOインターンには大学の授業の一環で参加しました。お見合い会でアークシップの話を聞いたときに面白そうだったのでアークシップを志望しました。最初は短期インターンに参加する予定だったのですが、アークシップは長期インターンの募集しかしていなかったため長期インターンを選びました。

福祉施設で行ったワークショップ

Q.インターンの活動の中でも、やりがいのあった活動は何ですか?

A. 「ホッチポッチミュージックフェスティバル」の広報活動の中の福祉施設でのリズムワークショップの企画・実行を行ったことです。理由はインターン生が一から企画を作り、周りの方々の手を借りながらではありますが主導して企画を行うことができたからです。

自信を持って次の挑戦へ

Q.インターンを通して変化したことはありますか?

A. このインターンに参加したことでかなり積極的になれたと思います。この経験で自信を持つことができました。その結果、ドイツへの留学が決定したり、ほかのNPO法人の活動へ参加するなどすでに生きてきていると感じています。今後もさらに大きく羽ばたくことができると確信しています。これからは自分が楽しいと思えることに積極的に取り組んでいきつつも、社会的に価値の高い人間になりたいと思います。

【NPOインターンシップ体験談2017】自分から「得る」活動を!〜川村春香さん


名前:川村春香
インターン先:横浜中華街パーキング協同組合
大学:産業能率大学

地域活動を知りたい!やってみたい!

Q.インターンを始めたきっかけは?

元々地域や商店街の活性化に興味があり、何かできることはないかなと考えていました。そのような時に、アクションポート横浜が主催していた合同試職会「ハマショク」に参加して、駐車場を経営しながらも地域活動に積極的な横浜中華街パーキング協同組合に出会いました。そこでインターン生として地域活動について知りたい、実際に行いたいと思い、せっかくやるならがっつり活動したかったので、長期インターンを選びました。

Q.どのような活動をしましたか?

週1~2日の頻度で、毎回8時半~17時半までを基本に、職員の方と同じように勤務しました。活動内容は、バスの予約処理やお客様対応などの通常業務の他、会社案内の作成、提携店舗の契約書作成、アプリ企画、営業挨拶回りにも関わらせていただきました。そして学生だけの企画として、ハマショク2年目の中心メンバーとして、ワークショップや合同説明会の企画運営をしました。

みんなの想いが詰まったものが完成して嬉しかった!

Q.やりがいのあった活動は何ですか?

会社案内の作成に企画から完成まで関われてよかったと思いました。インターンを始めて一週間ほどで会社案内を作ることが決まって、すぐさま製作が始まりました。自分が営業マンだったら欲しい情報や、あったら利用したくなるような情報が何か?といったターゲットの視点で物事を考えるように努力しました。また、インターンを始めたばかりの新しい視点で、中華街パーキングの良いところ(魅力)やイメージについて、自分なりに印刷会社にも伝えることができたと思います。その伝えたイメージがデザイン案として形になっていくことで、徐々にやりがいを感じました。自分や社員さんだけでなく、役員の方など、多くの人の想いが詰まったものが形に残るものとして完成するまで関われてとても嬉しかったです。

自分から「得る」姿勢でチャレンジを!

Q.インターンしようと考えている学生へメッセージ

学校へ行ってサークル活動やアルバイトをする、という生活では得られない刺激、発見、出会いが必ずあります。大学生活という一番時間を自由に使える時期に、学校・サークル・アルバイトだけではなく、長期インターンを始めるという選択は大正解だと思います。インターンもただこなすだけではなく「得る」という姿勢を忘れずに臨んでみてください!

2018年3月27日火曜日

【NPOインターンシップ体験談2017】自分で考え、行動する力がついた〜眞島 結菜さん


名前:眞島 結菜
インターン先:鯛が崎公園プレイパーク
大学:横浜市立大学
参加年度:2017年度

人間力を磨きたい

Q.なぜNPOインターンを選んだのですか?

A学校での説明会に参加した際、企業での成長とはまた異なる人間力の成長をすることができるという話にとても感動し、ぜひNPOでインターンをしたいと考えたからです。また、社会貢献活動に興味があり、長期的にそれに関わってみたいと考えました。長期を選んだ理由は、短期ではやっと慣れてきたころに終了することが多くそれではもったいないと考えたことと、私は内容を知ることではなくその内容をしっかり定着して行えるようになることを目標としたいと考えたからです。

プレイパークの存在の大きさ

Q.インターンの活動の中でも、やりがいのあった活動は何ですか?

A.子どもたちと遊んだり、あるいは目を配ったりしていて、楽しそうに遊んでいる子どもたちのそばにいられたことです。そうすると、ご両親にわたしがいてくれてよかったといっていただけたり、特に一人っ子の親子はほかの人々に関わって遊べるいい機会だと嬉しそうに話してくれるのをみることができて自分の存在意義だったりプレイパークの存在の大きさを知ることができたからです。

自分で考え、行動する力

Q.インターンを通して得られたことはありますか?

A.子どもたちだけでなく、ご両親という普段なかなか自分の両親以外でかかわることのないご両親とかかわることで広いコミュニケーション力をつけることができたように思います。また、毎回なにをするかは自分次第であったので、なにをするかを考えて行動する力がついたと思います。
将来教師になることを考えているので、その際に子どもたちやそのご両親に接する際に活かしていきたいです。また、今回得たコミュニケーション力と周りの状況を考え自分で行動する力は普段の生活の中でも大切なことであると思うので、大学生活や社会に出たときに活かしていきたいと考えています。また、今回のインターンで得たコミュニケーション力や自主的に行動する力、気を配る力を生かせるような機会をたくさん作っていきたいと思います。また、これは就職活動や企業インターンの際にも必要になることであると思うので、この経験を最大限生かせせるようにしていきたいです。

【NPOインターンシップ体験談2017】自分のできることを探し、積極的に行動する〜手嶋 美結さん


名前:手嶋 美結
インターン先:NPO法人教育支援協会南関東
大学:東洋大学
参加年度:2017年度


学校以外の教育現場があることに衝撃を受けた

Q.なぜNPOインターンを選んだのですか?

A. NPOのインターンを選んだきっかけは、報道でNPO法人の団体が教育の場として取り上げられていたこと。学校以外の教育現場があることに衝撃を受けた為、実際に行って確かめようと思いました。また、半年のインターンを選んだ理由は、短期インターンでの活動から、南関東の活動に、更に深く関わりたいと思った為です。

新しい知識と見解を得られる

Q.インターンの活動の中でも、やりがいのあった活動は何ですか?

A. 【よこはま国際フォーラム講座開催(JICA)】
テーマが『多文化共生』。
様々な観点から考えられる言葉である為、他者の意見から新しい知識と 見解を得られることが遣り甲斐でした。
例えば、次の①②の様に『多文化共生』を考えることが可能。
①外国人の日本定住率の高さから、市内で日本語教室の開催や情報 提供が積極的であること。
②日本人の中でも世代や性別、宗教によって価値観が違うこと。

自分のできることを探し、積極的に行動する

Q.インターンを通して変化したことはありますか?

A.得た事、変化したことは以下の2つです。
①職員(上司)との連絡(メール、電話)のやり取りに関して基礎スキルが得られた。
②複数人での企画作成は、価値観の違いから、意見の対立がある。
これらの体験を契機に、自分の与えられた役割に対する丁寧さや、自己中心的な態度といった強み弱みを発見しました。
得られたことは、今後の就活、さらに社会人になったあとの仕事でも役立てたいです。