2017年3月31日金曜日

【学生スタッフ体験談】インターン生から学生スタッフへ〜鈴木 沙周

鈴木 沙周(フェリス女学院大学)

2013年ー2017年

お世話になったみなさん、これからアクションポート横浜の活動に参加するみなさん、こんにちは! 13年度インターン生、14年度学生スタッフとして活動させて頂いた鈴木です。4月からは新社会人となります。 私がこの4年間で学ばせていただいたことのご報告と、感謝の気持ちをここでお伝えしたいと思います!



【活動のきっかけ】

1年の春、なにか、高校時代には出来なかった活動やボランティア活動をしてみたいと、大学で行われる様々な説明会に参加していた時、「NPOインターンシップ説明会」の文字を見つけ、参加しました。
そこで経験者として、3年生当時アクションポート横浜の大きな事業のひとつである「横浜サンタプロジェクト」で、企画運営を行った先輩が体験談を話されました。
学生企画の内容を一から考え、メンバー集めで苦労した末、学食で作業することを思いつき、毎回学食で活動するうちに、食堂に行けば何かやっているというので興味を持ってくれて、参加者が増えたというお話が印象深く残りました。
それを聞いていた私は、学生だけでそこまでできるの!?という衝撃があったように思います。半ば衝動的に、インターンシップに参加してみたい!と決断しました。ちなみに当時はNPOやインターンシップという言葉さえよく分かっていなかったように思います。笑


【インターン生として・NPOインターンシップの魅力】

8月からいよいよインターンシップをスタートすることになりました。私は学生エコツアーの企画運営を担うことになりました。
ここで、先輩の体験談でもあった「自分たちが一から作り上げる」経験をすることになります。エコツアーのテーマ、訪れる場所、何のために行うのか、参加者にどうなって欲しいのか…等々、その時までは、一つの活動にこんなにも話し合いを重ねた経験は無かったと思います。
これが、NPOインターンシップの魅力の一つであると同時に、普通のボランティアでは経験できない部分です。自分ごととしてやらなければ何も進みませんし、沢山の困難にもぶつかります。
ご協力頂く企業の方に厳しい言葉を頂戴した時に、学生がやりたいことだけではなく、協力してくださる方にもメリットがないといけないのだと気づいて、更に話し合いを重ねたり、企画メンバーの仕事分担がうまくいかず、やる気を無くしてしまう人が出た時には、メンバー個々の性格を考えて、この人にはこれをお願いしたらいいのではないか?と話し合ったりしました。
高校時代までのように、先生たちがお膳立てをしてくれるものではないので、企画の質は自分たちにかかっているとも言えますが、だからと言って、誰も助けてくれない訳ではありません。事務局スタッフ、学生スタッフや先輩方、インターン生の仲間、みんながアドバイスをくれ、話し合い、一緒に作り上げることができました。それまで仲間に頼ることが苦手だった私は、「お互いに頼ることで、信頼関係が築ける」ということを学びました。


【学生スタッフとして・経験を地域社会で生かす】

1年目のインターンでは上記のような濃い経験をし、2年目で学生スタッフになりました。
スタッフになって感じたのは、インターン時代に学生スタッフがさり気なくしてくれていたサポートがどれだけ大切だったか、ということです。
何か、困ったことがあるたびに声をかけてくれていました。相談したら何かヒントをくれるという安心感がありました。しかし、インターン生当時は自分にいっぱいいっぱいで気づかないくらい、さり気なくフォローしてくれていたのだなと後から気付かされました。学生スタッフとしての私は、先輩ほど出来ていなかったかもしれませんが、こういった意識することは社会生活のあらゆる場面で役に立つと思います。
実際に、サークルやアルバイトでも、相手の思いを汲み取りつつ、意見を伝えることが前よりも上手になっているように感じます。
アクションポート横浜で学ばせて頂いたことを生かし、新しい職場で必要とされる人となれるよう精進したいと思います。ありがとうございました。


印象的だった瞬間ベスト3

1エコツアー大成功!(2013)

2サンタプロジェクトお疲れ様でした!(2013)

3スタッフ遠足!(2014)

【学生スタッフ体験談】プロセスが大事〜長岡 恵理

長岡 恵理

フェリス学院大学 文学部コミュニケーション学科 当時2年生

2014年度長期インターン生

インターンを始めたきっかけ

なぜNPOにインターンしに行こうかと思ったかというと、働く人というものを学生のうちに間近で見たい、と思ったからである。大学二年生でバイト先と学校を行ったり来たりする生活の中で自分は何になりたいのだろう、働くとはなんだろうと漠然と疑問に思っていた。そして、自分の中で“働くこと”を考えた時に“働く”ということは“お金を稼ぐこと”というイメージにすぎなかった。このまま大学で勉強して、いざ就活生となったら、私は企業に行くのだろうなと何となく考えていたので企業に入る前に働くことにお金を稼ぐ以外の別の理念を持って動いている人を見たいと思い非営利組織であるNPO法人でインターンをすることに決めた。

活動を体験して得られたもの

インターンの中で沢山のボランティア活動に参加して、ボランティアのイメージがガラリと変わった。今まではボランティアというと、“やってあげる”だったり、“何かをあげる”という与えるイメージであったけれどこのインターン期間を経て“一緒に何か解決方法を考えていく”だったり、“一緒に頑張る”という風な関わり方があるのだなとわかった。
インターンをする前までは、NPO法人という組織は私にとって遠い存在だったし、横浜も大学が近いから住んでいる地域という認識にしか過ぎなかったけれど、アクションポート横浜にインターンをして様々な活動を横浜でしてきて、横浜の魅力を沢山知ることが出来た
そして一番の収穫はこの活動を通して色んな人の顔が見えるようになったことであると思う。NPO法人の方、イベントで協賛してくれた企業の方、インターンさせていただいた団体さんの方。私にとって今まではぼんやりとした社会人の像がこの活動を通して多くの人とかかわってきて少し見えてきたと思う。
インターンをやっている時、事務局長について行って、育児に特化したNPO法人を訪ねたことがあった。団体の方のお話しを聞いて、利用者の人とも少しお話をして、自分が知らなかったこんな世界があるのかと衝撃を受けたのを覚えている。
例えば、私が結婚をして専業主婦になり子どもを育てるということになったとする。祖父母も近くにいない、子どものことで話したい悩みがある、となった時、近所にある育児系のNPO法人行ってみようと考えるかもしれない。でも、もし私がインターンをしていなかったらその選択肢は生まれていなかったと思う。インターンをして様々な場所に連れて行ってもらい、多くの人と出会わせてもらったことで今までの自分の選択肢の少なさや視野の狭さに気が付けた。育児系のNPO法人を訪ねてみようと思うのはインターンをしたからこそ増えた選択肢であるからだと思うからだ。


活動をして発見したこと

サンタプロジェクトというプロジェクトの中で私は学生チームのリーダーをした。当日、イベントの中で沢山の子どもたちが広場に遊びに来てくれるので学生はその子ども達と一緒になって遊べるような企画(ブース)を出した。プロジェクトの中で私が中心となって学生ブースの企画運営を担当したのだが、それがとても大変だった。まず、学生ブースの企画を一緒に作っていってくれる学生を広報したり呼びかけたりして集めようとしたのだがなかなか人数が集まらなかった。自分がやっている活動について最初はなかなか友達に言えなかったり上手く魅力を伝えられなかったりと少しもどかしい気持ちになったりもした。
横浜サンタプロジェクト自体は今年で6回目になりイベントとしての規模もかなり多くなっていたが、私にとっては初めてのイベントであったのでまずどういうことをやるのか、形式的なものはわかっていても実際のところは分からなかった。しかし、学生ブースのリーダーであるので企画会議に来てくれた学生にイベントについて詳しく話さなければならなかったし分かっていなければならないという思いが強く、上手くできていない自分にイライラした。
結果、メンバーは広報や各自の呼びかけなどで30人ちょっと集まった。イベントに来たいと言ってくれる子はいても予定を合わせてくれるかは別問題であるということをこの時に学べた。誰かを巻き込んで何かをしようとするということはこんなにも大変で苦労するものなのかということも分かった。
全員が毎回の企画会議に出席することはやはり絶対無理で、人数が多く来る日に会議を設定しても毎回くるメンバーが違ってしまう。メンバーの中でも会議にいつも来てくれる子となかなか予定が合わなくて来られない子の差をどうしようかと他のインターン生や学生スタッフを含め話し合ったりした。
このイベントに関わり、学生サンタリーダーになって非常に大変だなと思うことが沢山あったのだが、その分多くの成長があったと思う。最初は自分がインターン生でありながら、来てくれる有志学生と同じサンタメンバーであるという二つの役割の面にどうしたらよいのか分からなかった。今まで、学生同士で話し合って会議することを経験したことがなかったし、今までに会議といって思い浮かべるのは文化祭で何をするかというような話合いや授業でちょっと行うグループワークのようなものであった。だから、サンタプロジェクトで、学生ブースの企画での話合いでみんなを集めて学生みんなで話合うのは新鮮だった。今までの学校の会議は黙っている子と意見を積極的に言う子の二つに分かれていて、結果、積極的な子の意見で決まったりしていたことが多かった。決め方というのも、テキパキ決めることが出来る人がまとめ役に選ばれていたりして私自身も会議=テキパキ決めた方が良いという風に解釈していた。
しかしサンタプロジェクトのリーダーとして、求められていたことはそうではなかった。横浜サンタプロジェクトはさっきも言ったように今回で6年目であるし、私がインターンをしているNPO法人的にも協力してくれている企業の人たちにも思い入れが非常にあるイベントであった。イベントで何をやるかという所も勿論大切であるが、どのようにしてイベントを作りあげていくかというところも非常に大切だったのである。来てくれた学生と一緒にイベントについてどこまで深く考えていくかということが何よりも大切だったのではないかなと思う。学生会議をしている最初のうちはそのことに気が付かず、会議が上手く進まないのは自分に会議を上手く進めるスキルが無いからだと落ち込んだり、人の意見を上手くまとめられないことに自信を無くしていたりした。
しかしあるとき、一緒に企画を作っているメンバーの一人の子が「思いやりをもって会議してみるというのはどうかな。思いやりはスキルじゃないよ」と声をかけてくれた。今まで会議をどう進めるかばかり気になってしまって肝心の来てくれている学生の子に目を向けることが出来ていなかった、ということがその時に分かった。では、自分なりにどうやったら出来るだろうということを考えるようになった。出来ないことは沢山あるのは分かった、ではどうしたら出来るか。自分は何が得意なのか。
初めて会議に参加したら不安を感じるし意見を言うのも躊躇するだろうなと思い、ひたすら来てくれるメンバーに話しかけてみたり会議の雰囲気が話しやすくなるにはどうしたらいいだろう、と頭をひねってみた。今まで、何か問題があると自分一人で解決しようと考えていたけれどそうではなく、こういうことがあるのだけどどうすればいいかなあとメンバーに相談を持ちかけてみたりした。そうすると、今まで黙っていた子が実はとってもいい考えを持っていることに気が付くことが出来たり、解決方法を真剣に考えてくれる仲間がいることに気が付いた。なかなか来られないメンバーの子には情報共有を丁寧にしたり、話がみんなの前で上手く言えない子には個人的なおしゃべりタイムの時にちょっと意見を聞いてみたり。リーダー気質の友達には当日、班のリーダーを任せてみたり。少しの雰囲気作りでかなりグループの雰囲気が変わるということがわかった。リーダーはみんなを纏めるものとばかり思っていたけれど、みんながこれやりたい!と思えるような環境作りを陰でする人もリーダーと呼ぶのだろうなとこの経験で知ることが出来た。


この経験をどう活かしていきたいか。

この活動をする上で、自分で決めたルールがあった。それは、“受け身にならない”ことである。受け身にならず積極的に自分で行動することを目標として頑張った。結果、活動に対して只の参加者としてだけではなく深くイベントに関わることが出来た。企画者としての辛さや苦しみは参加者で当日イベントに来ただけでは絶対に分からなかったことである。ただ意見をまとめるというだけではなく、どのようにしたらこの学生チームが良くなるかを必死に考えた二カ月間は私にとってとても大切な気づきを教えてくれた期間であると思う。自分で出来ないところは友達に手伝って貰ったり、今までは仕事を振ることが上手くできなかったのだが、この経験を通して仕事を誰かに振るということが出来るようになった。どうやったらこの活動にみんなを巻き込んでいけるかというところを深く考えた期間であった。インターンをする前までは出来なかったことが出来るようになったり、分からなかったことをひたすら考え自分なりの工夫をしてみたり一生懸命頑張ることが出来たと思う。この経験の中で教わったこと学んだことをまた次の活動場所や学校、職場などでも活かしていきたい。

2017年3月29日水曜日

【NPOインターンシップ体験談2016】まちづくりに関する現場を見てみたい〜臼井遥比さん


名前:臼井遥比
インターン先:横浜中華街パーキング協同組合
大学:明治学院大学
参加年度:2016年度

インターンの内容について聞かせてください。

社会人になる前に長期間の実務体験をすることで、仕事をすることへの姿勢や、仕事をこなすスキルや管理能力を身につけたいと思いました。また、まちづくりに関わることに興味があったことも、理由のひとつです。地元横須賀市での活動へと生かせる、まちづくりに関する仕組みや広報などの現場を見てみたいという思いから、今回のインターンを決めました。

紆余曲折を経て完成したデジタル絵本

インターンをしてきて一番うれしかったこと、インターンの魅力ややりがいを感じたことは何ですか?

私が中華街パーキングで行った主な活動は、中華街の魅力を発信するデジタル絵本の作成でした。中華街を囲む門や、大通りの車止めや石畳など、中華街で暮らす人たちがこの街をより良くするために行う工夫は、この街の魅力であり、それを観光客や多くの来訪者にも知ってもらいたいと思い、デジタル絵本の企画がでてきました。
形になるまでには、紆余曲折がありました。当初ロビーで展示をしようと思っていたものが絵本の形になったこと。絵本の内容が関帝廟に絞り込まれたこや、紙ではなくweb上の発信になったこと。多くの方にヒアリングに行ったり、何度も訂正をしたりしたことなど、本当に多くの場面があり、それらがあったからこそ、デジタル絵本ができた事を思うと、とても感慨深いです。

周りより少し先に行く新入社員に

自分がインターンを経験して、変化したことはありますか

ひとつ大きく挙げられるのは、時間の管理についてです。恥ずかしい話、時間管理能力が皆無の私は、ESを締め切り間際に提出したり、インターンにしても企画内容がいつまでも決まらず、ただ無駄な時間を過ごしたりする事が頻繁にありました。
しかし、デジタル絵本をいよいよ実行に移すというときにスケジュール作成に関して、パーキングの職員さんと相談しながらカレンダーに行程を記入したところ、現実的で計画的な作業予定ができあがりました。たとえ当初の予定に遅れが発生した場合にも、再度スケジュールを見直すなどしました。結果的にはほぼ予定通り、デジタル絵本の公開に至りました。
こういった時間管理能力は、決して私ひとりでは身につけられなかったもので、社会人になって知るのでは遅すぎるものでした。この時期に身をもって学ぶ事ができたこと、非常に有り難く感じています。社会人になってもこの感覚を忘れず、時間管理をしっかりとしていきたいです。

自分が企画した「デジタル絵本」について読売新聞に掲載して頂きました!(2016年8月18日付け)


2017年3月27日月曜日

【NPOインターンシップ体験談2016】活動をなんでも楽しみたい!〜福井涼子さん


名前:福井涼子
インターン先:NPO法人アクションポート横浜
大学:東洋英和女学院大学
参加年度:2016年度

短期インターンに参加してから、インターン期間を延長

Q.なぜNPOインターンを選んだのですか?

A.自分の視野を広げるため、様々な世代の人と関わることが出来るアクションポートでのインターンを選びました。
私ははじめ、短期のインターンシップを予定していました。しかし、短い時間でも学ぶことは多く、「もっと学びたい」「実践してみたい」という気持ちから、期間を延長することにしました


悩んだ分、得られたものも大きかった

Q.インターンの活動の中でも、やりがいのあった活動は何ですか?

A.12月に行われた「横浜サンタプロジェクト」です。9月までの活動で気づき・学ぶことが多かったため、それを実際に行動に移したいと思い、企画に挑戦しました。
実際に挑戦してみると理解できないこと、難しいことばかりで、「逃げたい」と思うこともありましたが、「企画の当日参加者に達成感があった」「参加して良かった」と言ってもらえ、この企画を考えてよかったと感じました。
また、実行委員会の方々に貴重なお話を伺え、人生におけるアドバイスをいただけたこと、支えていただいたこともあり、企画を成功させることができたため、悩んだ分、得たものも大きかったと思います。


活動をなんでも楽しみたい!

Q.インターンを通して変化したことはありますか?

A.得たものは書ききれないほどありますが、活動を楽しむことと人を大切にすることです。活動する中で関わった多くの人は、楽しんで活動しているように感じました。それが私にはとても印象的で、活動(仕事)が楽しいのか、活動を楽しむようにしているのかを意識して見たり、話を伺うようにしました。
すると、こんなにも楽しそうにしている人たちが、実は悩みを抱えていたり、葛藤しながらも活動していることを知り、私も弱音を吐くのではなく、思考を転換して、活動することを何でも楽しめるようになりたいと考えるようになりました。
また、人を大切にしたいとは、サンタプロジェクトを行う際、一緒に頑張ってくれる仲間の大切さであったり、悩みや愚痴を聞いてくれる人の大切さ、アドバイスをくれる、頼りになる人の存在の大きさを感じ、とても救われました。

地域の大人に聞いてみた!

Q.福井さんの活動について教えてください。

ふくふく(福井さん)は元々、短期インターンでの参加でしたが、活動期間を延長し、同期の安西さんとともに長期インターンとして活動を支えてくれました。
何より活動後も積極的に関わってくれて、彼女の紹介で次年度参加したインターン生も多数。インターン後も後輩の面倒を見てくれて、学生スタッフとして参加してくれました。

2017年3月25日土曜日

【NPOインターンシップ体験談2016】誰かの喜びのために仕事をしたい〜斎藤綾香さん


名前:斎藤綾香
インターン先:NPO法人ARCSHIP
大学:フェリス女学院大学
参加年度:2016年度

「何かを成し遂げたい」という強い思い

Q.なぜNPOインターンを選んだのですか?

A. NPOに対する興味よりも、残り少ない学生時代に「何かを成し遂げたい」という漠然とした思いが強かったのでインターンを始めました。長期を選んだのは、2週間(短期)と半年(長期)では収穫の量が違うと思ったからです。任せてもらえる仕事の質や量も違うとOB・OGが言っていたこともあり、仕事の責任の重さも違うと感じたので、長期にしました。

音楽で横浜が笑顔に溢れた

Q.インターンの活動の中でも、やりがいのあった活動は何ですか?

A.インターンの活動中にしたこと全てです。インターンでは、主にアークシップでのメイン事業である世界中の音楽を集めた観覧無料の音楽祭「ホッチポッチミュージックフェスティバル」の広報を担当しました。インターン中に積み重ねてきたものがホッチポッチ当日に現れたと思います。
日々積み重ねてきたことが、横浜が音楽によって笑顔に溢れるという形になったことで、仕事のやりがいを感じ、頑張ってきたことが報われたと思えました。

誰かの喜びのために仕事をしたい

Q.インターンを通して変化したことはありますか?

A.音楽が人に与える影響は偉大だなと思いました。実際に裏方としてお客さんの反応を見ていて思ったことは、音楽は人を幸せにしたり、人生に少し影響したり、今日も頑張ろう、明日も頑張ろうと思える力になることを感じました。アークシップに来ていなかったら、観ること聴くことがなかった音楽ジャンルに出会えたことは自分の中の好奇心を揺さぶり、新しい発見につながりました。歌謡曲もハードロックもアコースティックも好きになりました。体験して観ることで違う世界が見えて来ます。
そして、仕事に対する価値観の変化が起こりました。生きるため、養うためにするのが仕事と思っていました。もちろんそれが悪いとは思いませんが、私はこのインターンを通して、自分の取り組みがお客さんに喜んでもらえるというのはこの上ない幸せだと感じました。
何に幸せを感じ、やりがいを感じるかはそれぞれで違うと思いますが、私は将来、自分のために働くというよりも、誰かの喜びのために仕事をしたいです。インターンで培った経験を活かして、就職活動に取り組みたいと思います。

【NPOインターンシップ体験談2016】全てのことに挑戦してほしい〜西尾吏加さん


名前:西尾吏加
インターン先:NPO法人ARCSHIP
大学:神奈川大学
参加年度:2016年度

どうせなら挑戦しよう

Q.なぜNPOインターンを選んだのですか?

A.何かに挑戦したくて、大学の先生に相談したところNPO法人のインターシップを紹介して頂きました。勝手なイメージですが、市民団体だから企業よりも2年生でも参加しやすいだろうと考え、参加を決めました。最初は短期希望で、夏休み限定で挑戦しようと考えていたのですが、希望するインターン先が短期ではインターンというより体験と聞き、どうせなら挑戦しようと考え長期インターンを選びました。


時間の使い方の難しさ

Q.インターンの活動の中でも、やりがいのあった活動は何ですか?

A.アークシップが主催する、横浜で行われた音楽祭「ホッチポッチ ミュージックフェスティバル~ごちゃまぜでハッピネス~」で広報を担当したことです。学生生活とインターンの両立は時間の使い方が難しく、アークシップで代表を務める長谷川篤司さんと何時間も話し合い、目標を立てて活動を続けました。その結果、4万人という目標を達成することができて嬉しかったです。

全てのことに挑戦してほしい

Q.インターンを通して変化したことはありますか?

A.インターンと大学生活の両立を始めて、自分は時間の使い方が上手でないと痛感しました。特に「ホッチポッチ ミュージックフェスティバル~ごちゃまぜでハッピネス~」での広報の活動を通して、限られている時間を有効に活用できるように意識して行動したいと思うようになりました。残り二年間の大学生活も一つ一つに全力で取り組みたいと思います。そんな思いから、私はこれから留学に挑戦したいと考えています。
このNPOインターンの魅力は人のつながりができることです。普段の大学生活で出会えなかった人たちと出会うことができます。来年このインターンに参加した学生さんには、この出会いを生かして是非全てのことに挑戦して、全力で取り組んでほしいと思います。